当会について
発足趣意
埼玉県南西部に位置し、都心より1時間、奥武蔵の自然に囲まれた日高市は、平成3年 10 月1日、県内で 42 番目の市として誕生した。市内には巾着田や高麗神社などの観光地をはじめ多くの遺跡が残るなど、歴史あるまちとしても知られている。
戦後日本は高度経済成長・バブル経済・失われた 20 年など、めまぐるしい時代の変革をとげてきた。そして令和となった今、IT 化・グローバル化のみならず、AI の登場により 我々の想像を遥かに超える豊かさを手に入れた。
そのような発展の中で日高の人々は、 古(いにしえ)より地元に伝わる郷土芸能を代々保存、継承してきた。とりわけ祭囃子は、市無形民俗文化財である「八坂神社の祭りばやし」をはじめとして、現在6団体が地域の祭りを中心に活動している。
祭囃子は元来、五穀豊穣・無病息災などを神に祈願し、またそれを感謝する意味を込めて始められたものであるが、時代を経る中で老若男女が集い、ともに楽しさを分かち合うという側面も出てきた。我々の活動は神事としてだけでなく、地域コミュニティの一翼も担ってきたのである。
しかし近年、少子高齢化の影響で担い手の減少や後継者不足に悩まされ、保存、継承していくことが困難な状況にある。これは我々のみならず、全国各地に現存する郷土芸能、および伝統芸能に共通する問題であろう。
このような現状を打破すべく、我々には今何が必要なのか、何をしなければならないのか、 それを確かめ合うため、ここに「日高祭囃子連合会」を発足することとした。
また我々はこの郷土日高を愛する者たちとして、祭囃子を通した地域貢献活動を行い、地元の発展に寄与することも忘れてはならない。そして、笛や太鼓を演奏する子どもたち、それを食い入るように見つめる子どもたちの輝く瞳を永遠(とわ)に曇らせることがないよう、ここに決意する。
最後に、本会を発足するにあたりご支援ご協力をいただいた関係各位ならびに、祭囃子を習い伝えてきた先人たちに敬意を表し、結びとする。
令和元年12月15日
日高祭囃子連合会発足準備委員会
団体概要
名 称 :日高祭囃子連合会
理事長:濱野 光夫(高麗川囃子連)
発 足 :令和元年(2019)12月15日加盟団体:上鹿山囃子連
高麗川囃子連
四本木囃子連
高萩囃子保存会
原宿はやし連
武蔵台囃子連
組織
理事長 :濱野 光夫 (高麗川囃子連)
副理事長:石森 範夫 (武蔵台囃子連)
専務理事:大橋 孝信 (四本木囃子連)
常務理事:関 政美 (高萩囃子保存会)
常務理事:甘蔗 裕貴 (原宿はやし連)
理事 :谷ヶ崎 敏 (上鹿山囃子連)
理事 :関口 政信 (上鹿山囃子連)
理事 :柴田 隆秀 (高麗川囃子連)
理事 :武田 純子 (四本木囃子連)
理事 :大倉 邦生 (高萩囃子保存会)
理事 :小久保 正 (原宿はやし連)
理事 :原島 伊佐夫(武蔵台囃子連)
監事 :初野 光男 (高麗川囃子連)
監事 :松浦 務 (霞野神社宮司)